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自分の存在

            先日、息子と夜道を歩いていると突然
            「僕な〜影薄いねん」と。
            私は街灯の光があたって地面に出来た自分たちの影を
            見ながら「なんでーお母さんのんと変わらへんやん」と。
            「違うやん。学校での話やねん。影は影でもその影と
            違うわ」と笑いながら言った息子。
            全然面白くないギャグのような話ですが、息子が
            自分の事を「影が薄い存在」と表現したことに
            私はすごく驚いたのでした。
            そんな言葉を使えるようになっていたとは・・・

            息子に何故そう思うか?と聞いてみると、
            その日の体育の時間前に息子は突然鼻血を
            出したそうなのです。
            合同体育といって4年生全体の体育の授業だったの
            ですが、鼻血を出して保健室に行っていたため、
            息子は体育の授業は見学になったらしいのです。
            でも、息子がいないことにクラスの殆どの子が
            気が付いていなかった。
            ただ一人の子だけが「大丈夫?」と声を
            掛けてくれただけだったというのです。
            少し寂しそうに息子が「僕な〜影が薄いねん」
            と言った訳はそこにあったのでした。
            息子が一人運動場の端っこで見学している姿が
            目に浮かびました。
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            息子はどちらかというと何に対しても消極的で、
            今まで参観日に息子が手を上げて発表している
            ところを一度も見たことはありません。
            なるべく目立たないように。と常に息子の中には
            そんな思いがあるのかな?と
            私は思っていました。

            我ながらバカなことを聞いてしまったと思うのですが、
            息子に「影が薄いことは嫌なん?」と私。
            息子は「嫌じゃないけどな・・・・」と。
            まー気持ちはわかります。

            その後、お母さんも実は小学生の時はすごく
            目立たなくて、教室にいるかいないか
            分からないような子だった。
            お母さんに似てしまったからかな・・・
            という話をしたのでした。

            何かもう少し息子に言ってやれる事があった
            ような気もするのですが、なんの言葉も見つからず
            うまい対応が出来なかった。

            自分の存在とは?

            難しい・・・・
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by andthegarden | 2008-05-11 11:28 | 日々のこと
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